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冬のアラスカ、動物たちはどうしてる??(ホッキョクジリス編)16.02.01

皆様、こんばんは。
明後日は、節分、そしてその翌日(2月4日)は、立春、日照時間も徐々に長くなり、春の到来が待ち遠しい季節ですね。

一方、アラスカの冬が明けるまでにはもうしばらく時間がかかります。
ちょうど今の時期は、一年で最も寒くなる季節、日によっては、マイナス50度近くまで下がることもあるのです。
そんな厳しい自然環境の中でも、動物たちは、力強く生息しています。真冬でも冬眠せずに生息する動物、冬眠をする動物がありますが、今日は特殊な能力を持った動物をご紹介します。

その名もホッキョクジリス。プレーリードッグに似た動物で、ツンドラの大地でちょこんと立ち、キョロキョロと周りを見渡している動物です。アラスカの生態系の中でも最も下に属するホッキョクジリスは、クマ、オオカミ、キツネ、イヌワシ、リンクス(オオヤマネコ)等の天敵に狙われているため、警戒して周辺を見渡しているのです。
さて、この動物、何が特殊かと言うと、「冬眠の中の冬眠」をするのです。
同じ冬眠でもクマの冬眠と、ホッキョクジリスの冬眠は異なります。クマの場合、冬眠中に子を産んだり、冬眠中でも巣の周辺に危険が迫ると、外に出て外敵を追い払う攻撃に出ます。
一方、ホッキョクジリスの冬眠は、完全なる冬眠で、一旦眠りに入ると、翌年の春が来るまで、活動レベルを大幅に落とすことができるのです。毎年、5月上旬に冬眠から覚めた瞬間から、次の冬を越すための必死の営みがはじまります。
一日に17~18時間、ツンドラの大地の上で、植物の実、種子類、コケ、草等食べられるものを手あたり次第食べ、
冬の間にやせ細った体にエネルギーを蓄えます。蓄えるエネルギーの量が少ないと、来たる冬を越せずに、冬眠中に息絶えてしまうためです。天候が荒れようとも、外敵がたくさんいようとも、エネルギーを蓄え続けなくてはならないのです。冬を越した巣穴の掃除も行い、また冬に向けて、保温の役割を果たす草やコケを巣穴に運んでいきます。

そして、9月上旬、再び冬眠の準備のために、巣穴に入ると、ゆっくり時間をかけて、平常時、37度ある体温をなんとマイナス3度まで下げていくのです!!過冷却というこの特殊な能力により、血液が凍ることはありません。
その結果、新陳代謝は大幅に低下し、必要となる食物の量を大幅に減らすことができるのです。

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翌年、春を迎えると、徐々に体温を上げ、そして5月上旬に巣穴から出てきます。
動物のこの機能って、すごいと思いませんか??

次回は、また違う動物についても書いてみたいと思います。それでは、また。

ごとうゆうき

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