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今年も終わったハクトウワシ祭り15.11.16

 米国先住民からは、聖なる生き物ともみなされているハクトウワシ。体長約80~90センチメートル、翼を広げた時の幅は、2メートルにもなり、褐色の身体に対し、頭の白色と口ばしの黄色のコントラストが大変美しいため、空の王者とも言われる大型のワシです。(実際には、決して空の王者と呼ばれるほど圧倒的に強い鳥ではなく、レイバン(大型のカラス)に追い掛け回されているシーンをよく見かけます。)
米国の国鳥にも指定されており、国章のデザインとして使われている他、多くの省庁や法執行機関の記章に取り入れられています。このハクトウワシですが、一時期乱獲をされたこともあったため、米国本土で見かけることは稀なのですが、アラスカでは健全な生息数が保たれています。(世界中に生息するハクトウワシの全生息数のうち、90%がアラスカに生息していると言われています。)

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そのアラスカの中でも、特にハクトウワシが生息しているところは、ヘインズという町の近くにある、アラスカ・チルカット・ハクトウワシ保護区です。ここには、世界最大のハクトウワシの群れが生息していると言われており、その保護の目的で、1982年、アラスカ州がチルカット川を含む19,200平方キロメートルを保護区に設定したことが始まりです。このあたりは、魚類が豊富に生息しているため、通年、ハクトウワシを見るのに最適な場所です。(ハクトウワシは魚を主なエサにする)この保護区内だけで、80~90のハクトウワシの巣があることが確認されています。
 しかし、それ以上にハクトウワシの観察に適した時期があるのです。それが、毎年11月頃なのです。なぜなのか?
実は、この地を流れるチルカット川には、たくさんのサーモンが遡上してくるのです。
アラスカでは通常、サーモンが遡上するのは、5月末~9月頃です。しかし、ここチルカット川は、川底から湧き出す温かい水があり、それにより水温が上がることで、川が凍結しないため、この時期にサーモンが遡上するのです。
魚が大好物であるハクトウワシにとって、最もご馳走であるサーモンが大量に遡上するとあっては、チルカット川に集まらないわけにはいきません。その数、3,000羽以上!!その数のワシが川岸の木々にとまっている姿は、世界の他の地ではなかなか見られません。

 毎年、その時期に合わせて、ハクトウワシフェスティバルが開催されます。ワシウォッチングや写真撮影、セミナーなどが開かれたり、傷ついて保護され、回復させたワシを野生に帰すイベントも行われています。
2015年は11月9日~15日に開催されました。来年は、是非、この時期に、世界の絶景とも言うべき光景を見に、アラスカにお越しください。ハクトウワシの観察の後、オーロラの町フェアバンクスへ移動し、オーロラ観賞を行うことも可能です!

動画は、こちら(https://www.youtube.com/watch?v=cuzuHks4Vec)
 

ごとうゆうき

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